* 2012.5.15
2873) コナラ
樹木の中で萌え出でる若葉が金色や銀色に輝くものがある。
黄金色に輝く代表的な若葉といえば、それはまず、シロダモ[別名:シロタブ](*1206,*1514)だ。今の季節、あちこちでよく見かける。ゴールド リーフ・・・純金で作ったような葉だ。
今回、久住の「長者原」(*A*)を抜けて、「三俣山」の麓の「雨ケ池」に至る登山ルートに沿ったところで出会ったものは白銀色の葉を持ったものだった。それは、プラチナで作ったような美しい葉だった。
まだ生まれて間もない葉というものは、どんな樹木でも美しいものだが、このプラチナの葉は特別に光っていて、葉が捲いたようになっていて幼弱な感じもひどく魅力的だ。
宝飾指輪のデザインとしても良さそうな感じがするが、この話をするといかにも“拝金主義”の片棒を担いでいるようで、自分が下品な価値観を持っているような感じがするのが嫌だ。
とにかく、それは魅力的な色と形で美しいことには間違いがない。・・・何という木の若葉だろう?
例の親切な樹木のサイト(*B*)で質問したところ、どうも、コナラの若い芽のようだ。
コナラ(小楢)の「楢」は、人の名前の「楢林」、深沢七郎作の小説『楢山節考』の「楢」(ナラ)であり、昔から日本人の生活の近くにあった木なのだろう。
でも、僕は今までその樹木を認識したことが無かったのだ。
コナラ(小楢)は、ブナ目ブナ科コナラ属の落葉広葉樹である。この「コナラ」の名は、もうひとつの大きい種類のミズナラ(*)の別名であるオオナラ(大楢)と比較してつけられたという。
「コナラ」はかつてから、木炭の原料や、シイタケの原木に使われてきた。多くの菌類と菌根を作るため、コナラ林には多くの菌根性のキノコ類(*C*)が出現する。
関東以西ではクヌギ(*D*)と並んで人の薪炭(木炭)として重要な燃料源であったが、燃料の需要の主力が木材から化石燃料へと変化したことで、コナラの薪炭林としての位置づけは失われた。かつて東北地方の山村では、コナラのドングリ(*E*)はミズナラのドングリと並んで重要な食料であったらしい。時代の変遷とともに、必要とされなくなったり、土地開発によって、往古のコナラやミズナラの巨木の生い茂った森林も少しずつ失われてしまったという。
この「コナラ」にも種類があり、シダレコナラ、テリハコナラ、アオナラ、亜種のフモトミズナラ、変種のマルバコナラ(ビワバコナラ)がある。さらに、交雑種があり、カシワ(*1330)との交雑種のコガシワ、ミズナラ(*)との交雑種のミズコナラ、ナラガシワとの交雑種のオオバコナラなどがある。和名のナラは、単にコナラ、ときにミズナラをさすのが普通である。
このナラ類は北アメリカを中心に北半球の温帯に広く分布し、200種以上を含む大きなグループである。外国では「森の王者」と尊ばれ、建築材、家具材、洋酒の樽(たる)材として、また大量の実はブナとともにブタの飼料として重要であった。
さて、コナラの幼弱な芽は、少しわかったような気がするが、はたして、樹木全体を見て僕にそれが「コナラ」の木だと判るのだろうか?・・・全く自信がない。
*【参照HP】 ① シロダモ[別名:シロタブ](*1206):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/46555312.html ]、シロダモ(別名: シロタブ) [Ⅱ](*1514):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/51144934.html ]、② 「長者原」(*A*):a.《旬の風 181》久住・長者原:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/5329195.html ]、b. サワギキョウ(*1808):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/55613189.html ]、c. シラヒゲソウ(*1807):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/55598781.html ]、d. ノリウツギ(*1248):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/47074219.html ]、③ 例の親切な樹木のサイト(*B*):このこなんのき掲示板:[ http://bbs8.as.wakwak.ne.jp/bbs.cgi?id=10170 ]、④ ミズナラ(*):[近日掲載予定]、⑤ キノコ類(*C*):a.★≪12万回アクセス記念 ①≫ キノコ類①:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/628481.html ]から≪12万回アクセス記念 ⑳≫ シイタケ(*2690):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/960008.html ]まで。b. 《12万回アクセス記念≫ キノコの大世界:[http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61275348.html ]、⑥ クヌギ(*D*):クヌギ(*1003):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42034143.html ]、b. クヌギ[Ⅱ](*1657):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/53655093.html ]、c. クヌギ[Ⅲ](*1657):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/53669767.html ]、⑦ ドングリ(*E*):⇒ イチイガシ[Ⅱ](*2822):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/3826297.html ]、どんぐりの種類(*D*):[ http://dongurikorokoro.fc2web.com/syurui.html ]、⑧ カシワ(*1330):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/48398201.html ]
2873) コナラ
樹木の中で萌え出でる若葉が金色や銀色に輝くものがある。
黄金色に輝く代表的な若葉といえば、それはまず、シロダモ[別名:シロタブ](*1206,*1514)だ。今の季節、あちこちでよく見かける。ゴールド リーフ・・・純金で作ったような葉だ。
今回、久住の「長者原」(*A*)を抜けて、「三俣山」の麓の「雨ケ池」に至る登山ルートに沿ったところで出会ったものは白銀色の葉を持ったものだった。それは、プラチナで作ったような美しい葉だった。
まだ生まれて間もない葉というものは、どんな樹木でも美しいものだが、このプラチナの葉は特別に光っていて、葉が捲いたようになっていて幼弱な感じもひどく魅力的だ。
宝飾指輪のデザインとしても良さそうな感じがするが、この話をするといかにも“拝金主義”の片棒を担いでいるようで、自分が下品な価値観を持っているような感じがするのが嫌だ。
とにかく、それは魅力的な色と形で美しいことには間違いがない。・・・何という木の若葉だろう?
例の親切な樹木のサイト(*B*)で質問したところ、どうも、コナラの若い芽のようだ。
コナラ(小楢)の「楢」は、人の名前の「楢林」、深沢七郎作の小説『楢山節考』の「楢」(ナラ)であり、昔から日本人の生活の近くにあった木なのだろう。
でも、僕は今までその樹木を認識したことが無かったのだ。
コナラ(小楢)は、ブナ目ブナ科コナラ属の落葉広葉樹である。この「コナラ」の名は、もうひとつの大きい種類のミズナラ(*)の別名であるオオナラ(大楢)と比較してつけられたという。
「コナラ」はかつてから、木炭の原料や、シイタケの原木に使われてきた。多くの菌類と菌根を作るため、コナラ林には多くの菌根性のキノコ類(*C*)が出現する。
関東以西ではクヌギ(*D*)と並んで人の薪炭(木炭)として重要な燃料源であったが、燃料の需要の主力が木材から化石燃料へと変化したことで、コナラの薪炭林としての位置づけは失われた。かつて東北地方の山村では、コナラのドングリ(*E*)はミズナラのドングリと並んで重要な食料であったらしい。時代の変遷とともに、必要とされなくなったり、土地開発によって、往古のコナラやミズナラの巨木の生い茂った森林も少しずつ失われてしまったという。
この「コナラ」にも種類があり、シダレコナラ、テリハコナラ、アオナラ、亜種のフモトミズナラ、変種のマルバコナラ(ビワバコナラ)がある。さらに、交雑種があり、カシワ(*1330)との交雑種のコガシワ、ミズナラ(*)との交雑種のミズコナラ、ナラガシワとの交雑種のオオバコナラなどがある。和名のナラは、単にコナラ、ときにミズナラをさすのが普通である。
このナラ類は北アメリカを中心に北半球の温帯に広く分布し、200種以上を含む大きなグループである。外国では「森の王者」と尊ばれ、建築材、家具材、洋酒の樽(たる)材として、また大量の実はブナとともにブタの飼料として重要であった。
さて、コナラの幼弱な芽は、少しわかったような気がするが、はたして、樹木全体を見て僕にそれが「コナラ」の木だと判るのだろうか?・・・全く自信がない。
*【参照HP】 ① シロダモ[別名:シロタブ](*1206):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/46555312.html ]、シロダモ(別名: シロタブ) [Ⅱ](*1514):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/51144934.html ]、② 「長者原」(*A*):a.《旬の風 181》久住・長者原:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/5329195.html ]、b. サワギキョウ(*1808):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/55613189.html ]、c. シラヒゲソウ(*1807):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/55598781.html ]、d. ノリウツギ(*1248):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/47074219.html ]、③ 例の親切な樹木のサイト(*B*):このこなんのき掲示板:[ http://bbs8.as.wakwak.ne.jp/bbs.cgi?id=10170 ]、④ ミズナラ(*):[近日掲載予定]、⑤ キノコ類(*C*):a.★≪12万回アクセス記念 ①≫ キノコ類①:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/628481.html ]から≪12万回アクセス記念 ⑳≫ シイタケ(*2690):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/960008.html ]まで。b. 《12万回アクセス記念≫ キノコの大世界:[http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61275348.html ]、⑥ クヌギ(*D*):クヌギ(*1003):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42034143.html ]、b. クヌギ[Ⅱ](*1657):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/53655093.html ]、c. クヌギ[Ⅲ](*1657):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/53669767.html ]、⑦ ドングリ(*E*):⇒ イチイガシ[Ⅱ](*2822):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/3826297.html ]、どんぐりの種類(*D*):[ http://dongurikorokoro.fc2web.com/syurui.html ]、⑧ カシワ(*1330):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/48398201.html ]