過去の「山野草図鑑歳時記・Ⅲ」のアーカイブ

山野草図鑑歳時記[Ⅱ][Ⅲ]、さらに山川草木・動物 歳時記[Ⅰ]・[Ⅱ]に続けます。 こちらは山野草図鑑歳時記[Ⅲ] のみのアーカイブです。

2015年04月

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                                 * 2015.4.28



≪旬の風 352≫


                  長串山のツツジは 燃えているか



 この季節、とくに5月の連休前後は、この長崎では、・・いや、九州一円の中でも、ツツジの「長串山(なぐしやま)」(*A*)は、無茶苦茶に美しい。

 咲き乱れる様々なツツジを背景にした「北九十九島」の海と島影が超絶品なのである。

 雲仙のミヤマキリシマ(ツツジ)も美しいが、もっと、先のことである。


 先日、晴天の4月26日の日、待ちきれずに、「長串山」に向かった。

 山全体が赤やピンク色の炎に包まれたかのような「長串山」を昔、見たことがある。

 それを見ることができるのは、唯一、麓の小佐々町の或る一箇所だけからである。

 どうしても、それが見たくて、遠まわりをして、その場所に着いたのである。


 『あれ・・・・!?』  僕は言葉をなくした。

 頂上付近に炎と燃えるクルメツツジ(*B*)は、完全に終わっている・・・・

 ただ、そのすぐ麓のヒラドツツジ(*C*)の群れは、完全満開のように見える。


 『行くだけ行ってみるか・・・』 でも、一人500円もとられるのだ。

 ヒラドツツジなら、先日の福島の「初崎公園」(*D*)で、しっかり見てきた。

 “けち”な僕らは、「長串山公園」の場外駐車場に車を止めて、入り口からしっかりツツジ(ヒラドツツジ)を眺めて帰ってきたのだった。

 今年は、どうも・・・ツツジの開花が早いようだ。たしか、例年なら、5月の連休の頃に満開だと思っていたのだが・・・・

 この分でいくと、今が雲仙・仁田峠(*E*)のミヤマキリシマ(*F*)は満開なのではないか・・・

 自然は、確実に、その咲くときをツツジ(*G*)たちに教え、それを見に行く人間たちは世の中のシステムにそって動かなければならない。・・・仕方がないのだ。








*【参照HP】①「長串山(なぐしやま)」(*A*): a. ≪旬の風 239≫ ツツジの花 燃える「長串山」★★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9310712.html ]、b. ツツジ(*572):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/28925448.html ]、c. ハルシャギク(イトバハルシャギク?)[Ⅱ](*2267):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/59489715.html ]、② クルメツツジ(*B*):a. クルメツツジ(*1225):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/46733969.html ]、b. クルメツツジ (ホンキリシマ: 緋の司(ひのつかさ) [Ⅱ]:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/5096446.html ]、③ ヒラドツツジ(*C*):、④「初崎公園」(*D*): a. ≪旬の風 235≫さくら すみれ 2013 (初崎公園):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9188162.html ]、b.『初崎ツバキ群生林』:[ http://www.ne.jp/asahi/ashikawa/smile/42CAHatuzaki.html ]、c. ヤブツバキ [Ⅲ](*2786):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/3038689.html ]、d.《旬の風 163》初崎(福島)海岸の生物:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/3373389.html ]、⑤ 雲仙・仁田峠(*E*): a. ≪旬の風 110≫ 雲仙の紅葉 2010:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60512253.html ]、b. ツクシミカエリソウ(別名:オオマルバノテンニンソウ)[Ⅲ](*3002):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7830912.html ]、c. シモツケ[Ⅲ](*3007):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7799845.html ]、d. ヤマシロギク[Ⅱ](*3005):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7714977.html ]、e. ヤマエンゴサク[Ⅰ](*1940):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/57677162.html ]、⑥ ミヤマキリシマ(*F*):ミマキリシマ(*1008):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42213988.html ]、③ ミマキリシマ Ⅱ(*1230):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/46873249.html ]、⑦ ツツジ(*G*): a. クルメツツジ(*1225):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/46733969.html ]、b. ツツジ(*572):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/28925448.html ]、




*『パリは 燃えているか?』(ヒトラーの言葉):
⇒ ニコニコ大百科:単語記事: パリは燃えているか:[ http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%91%E3%83%AA%E3%81%AF%E7%87%83%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%8B ]

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                             * 2015.4.24


3645) ガーベラ Ⅲ


 昨年、「H」農業高校の講義をした時に貰ってきたガーベラの花が、今 咲き出した。

 濃いオレンジ色の花で、燭台の向こうの出窓に置いていたのだが、開花するとなかなか見ごたえがある。

 花弁は当初、全体が薄い緑色のものだったが、時間の経過とともに内側から色が付きはじめた。その前のつぼみは深い緑の丸いものだった。花びらにも葉緑体があるのかな?


 「ガーベラ」というと、昔からある細い真っ赤な花びらのガーベラ(*A*)しか知らなかったが、今ではさまざまな花色のものが見られる。

 最近のものは、花びらが広く、どっしりした存在感はあるが、かつての赤い花のガーベラの方がはるかに魅力的だと思う。

 深緑色のスーツに赤い口紅のいかにも頭のよさそうな颯爽とした女性、それでいて、何か繊細さのある姿の・・・


 これら「ガーベラ(Gerbera)」はキク科ガーベラ属の植物であるのだが、狭義にはアフリカセンボンヤリ Gerbera jamesonii を『ガーベラ』とすることがある。
 温帯な地域および、熱帯アジアやアフリカ、南アフリカなどに分布し、野生で約40種が存在するという。「ガーベラ」の名前は、発見者であるドイツの博物学者ゲルバー(Traugott Gerber)の名前からとられている。


 園芸種の「ガーベラ」の花だが、花の直径から大輪・小輪に分類され、それぞれに花弁が糸状になった「スパイダー」タイプがある。また、弁の形状から「一重」「半八重」「八重」に判別することができ、花弁が退化した「球状」タイプの品種もあるという。








*【参照HP】 ① ガーベラ(*A*): a. ガーベラ[Ⅱ]「ガーベラ・ジャメソニー」(*3360):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11763788.html ]、b. ガーベラ[別名:アフリカセンボンヤリ] (*2560):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60745726.html ]

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                                  * 2015.4.21


3644) セイヨウジュウニヒトエ(別名: セイヨウキランソウ) Ⅱ



 かつて、ジュウニヒトエ(*A*)とムラサキシキブ(*B*)の名前の区別も付かない時代があった。さらに、『ムラサキシキブ』として、このブログに載せたものは、実は、コムラサキ(*C*)という『ムラサキシキブ』の仲間だったし、この『ジュウニヒトエ』としたものは、園芸種の「セイヨウジュウニヒトエ」(*D*)のことだった。

 「ジュウニヒトエ」も「ムラサキシキブ」も、日本の平安時代の代表的な名詞であるので、植物の名前の覚えたてには、このような混同があるのだ。そのうち、何枚も花びらが重なっていることから、「十二単(じゅうにひとえ)」に見立てたんだなということが判りはじめてきた。更に、詳しいことが判ってきた。

 日本に古来からある「ジュウニヒトエ」という野草は、花が紫色ではなく、白色からごく薄いピンク色のものであることが判ってきた。ただ、今でも、その日本の古来からある白色からごく薄いピンク色の花びらの「ジュウニヒトエ」は見たことがない。 

 かつて、自宅の庭には多くの園芸種の「セイヨウジュウニヒトエ」が咲き乱れていた。それが無くなってしまったのはいつのことだったろう?

 日本に古来からある「ジュウニヒトエ」は、手に入らない。せめて、10cmほどの背丈のある立体構造の美しい「セイヨウジュウニヒトエ」(*D*)をまた庭に植えたいところである。

 先日、有田の「黒髪山」(*E*)の「竜門登山口」(*F*)あたりをうろついた。そこまで登っていく間に、手作りパンの旨いミニ・レストランの「木漏れ日」(*G*)がある。そのそばの谷あいにある料亭・旅館の「龍泉荘」(*H*)は深い緑に包まれていた。

 いろいろな樹木に囲まれた暗い斜面には、植えつけられたヤエヤマブキ(*I*)やシャガ(*J*)の花が春香る風に揺れていた。ふと足元を見ると、木立の暗い影の部分に数本のセイヨウジュウニヒトエの紫色の花が見える。
 こんなところに、「ジュウニヒトエ」の花が・・・・風によって、時々その紫色の花びらが日の光の中に灰って美しく輝いて見える。
 何かその慎ましい姿に、心を揺すぶられてしまった。

 また、つい先日のこと、松浦の道の駅:「海のふるさと館」(*K*)に行ったのだが、遠く『不老山』頂上ののツツジ(*L*)群が見えた。施設の入り口に大きな鉢、ここにビッシリと植えられたひどく目立つ紫色の花・・・おお! これも、セイヨウジュウニヒトエか!


 あの暗い木立の下に生えられたセイヨウジュウニヒトエと、この鉢の中の楽しそうなセイヨウジュウニヒトエは、全く別物に見えるのだが、同じものである。

 場所・雰囲気によって、これほどの違いを見せるセイヨウジュウニヒトエ、今度はいずれでもない我が家の庭で是非出会いたいものだ。

 我が家の庭に繁茂しているキランソウ(*M*)もこのジュウニヒトエと近い仲間であるが、横に這うように広がるために、あまり、目立つものではない。その花びら自体は同じ花色で花の構造もそっくりである。このセイヨウジュウニヒトエであるが、別名を『セイヨウキランソウ』とも呼ばれる。何か、紛らわしい感じがして、よろしくない。
 僕としては、日本古来のジュウニヒトエトよく似ていることから、別名の『セイヨウキランソウ』を使わないことにしている。

 このセイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)は、シソ科キランソウ属の野草であるが、ジュウニヒトエ(十二単)の方は日本の固有種である。日本の固有種のジュウニヒトエは、本州・四国に分布するようで、この20年ほどの間に急激に個体数を減らしていて、地域的な絶滅が危惧されている。 

 一方、このセイヨウジュウニヒトエは、もともと、北ヨーロッパの原産である。観賞用に栽培されていたようだが、1970年頃から花壇から逸出して野生化し始めているという。 花は春~夏に咲き、長さ1cmほどの青紫色の唇形花を10個ほお穂状につける。白色の葉なの『シロバナ腫』もあるようなので、その場合は、日本の固有種のジュウニヒトエとひどく紛らわしいことになろう。







*【参照】① ジュウニヒトエ(*A*): a. ジュウニヒトエ(*338):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11610026.html ]、b. ジュウニヒトエ(*338):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11682887.html ]、c. セイヨウキランソウ [別名:ジュウニヒトエ](*1043):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/43314095.html ]、② ムラサキシキブ(*B*): a. ムラサキシキブ(*270)(*1009):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42292084.html ]、b. ムラサキシキブ→コムラサキ(*270):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11626613.html ]、c. ムラサキシキブ[Ⅱ](*1009)★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42292084.html ]、③ コムラサキ(*C*): a. コムラサキ(*270):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11626613.html ]、b. コムラサキ(*946):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/41459324.html ]、c. シロミノコムラサキ [別名:シロシキブ、シロミノコムラサキシキブ、コシロシキブ](*2471):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7101239.html ]、④ セイヨウジュウニヒトエ(*D*):セイヨウキランソウ [別名:ジュウニヒトエ](*1043):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/43314095.html ]、⑤「黒髪山」(*E*):次の「竜門登山口」(*F*)と同じ: a.『黒髪山系の植物』:不知火書房 松尾 優(著):[ http://www14.ocn.ne.jp/~kurokami/book.html ]、[ http://www14.ocn.ne.jp/~kurokami/ ]、②「竜門登山口」(*F*): a. ≪旬の風 152≫ 有田・竜門の紅葉 :[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/1839672.html ]、b. バイカアマチャ[梅花甘茶](*2655):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61201960.html ]、c. ヒノキシダ(*2656)[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61196925.html ]、d. ツチアケビ(*2653):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61176523.html ]、e. マムシグサ[Ⅱ](*3631)★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13140327.html ]、f. イワヒトデ(*2590):[http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/1645487.html ]、③ ミニ・レストランの「木漏れ日」(*G*):⇒ ヒノキシダ(*2656):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61196925.html ]、料亭・旅館の「龍泉荘」(*H*):⇒ ヒノキシダ(*2656):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61196925.html ]、④ ヤエヤマブキ(*I*): a. ヤエヤマブキ(*940):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/39931648.html ]、b. ヤマブキ[Ⅱ](*3028):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9244199.html ]、⑤ シャガ(*J*):a. シャガ[Ⅰ](*330):[検索中]、b. シャガ[Ⅱ](*3642)[近日掲載予定]、c. フイリシャガ [斑入りシャガ](*3079):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9792216.html ]、d. 20000回アクセス記念:平戸・田平の春の山野草[3]:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/52576937.html ]、⑥ 「海のふるさと館」(*K*):⇒ a. ≪旬の風 121≫ 春を待つ野草たち ★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60763497.html ]、b. クロマツ[Ⅳ](*3277):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11147554.html ]、⑦ ツツジ(*L*): a. ≪旬の風 239≫ ツツジの花 燃える「長串山」★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9310712.html ]、b. ツツジ(*572)★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/28925448.html ]、c. ヒラドツツジ(*1200):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/46445316.html ]、d. アザレア「別名:西洋ツツジ、オランダツツジ」(*3041):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9356924.html ]、e. ツツジ[Ⅲ]もしくは サツキ[Ⅱ](*3048):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9459564.html ]、⑧ キランソウ(*M*): a. キランソウ(*184):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11602021.html ]、[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11585726.html ]、b. キランソウ[Ⅱ](*3033):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9262845.html ]、c. ピンク花色のキランソウ(*487)⇒ キランソウ[赤ピンク色](*487):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/24702351.html ]

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                                * 2015.4.28


≪旬の風 351≫



                       イルカの大群



 この「平戸瀬戸」(*A*)で イルカを見かけることは稀ではないが、今日のイルカたちはかなりの大群だった。

 その数、50頭は下らなかった筈だ。・・・・正確に数えるのは難しい。

 それより、潜っては、体の半分以上を出して水面を飛ぶ流線型・・・頭の部分をカメラで捉えるのも困難だった。

 『イルカだ!』という声が職場のどこからか聞こえ、僕はカメラを持ち出したのだった。僕の仕事の前だったのが幸い。

 もう、多くの人が海岸に出て、かれらの勇壮な姿を見ていた。

 一旦、この「平戸瀬戸」を通り過ぎ、再び戻ってきたようである。

 空には、多くのカラスとトンビ(*B*)が弧を描いて飛んでいるが、のんきなイルカ見物ではなく、そこには、何か不穏な空気が流れていた。

 イルカたちが、いつ何時、空まで飛び上がってきて、襲ってくるかも知れないと思ったのかもしれない。


 彼らが通り過ぎると、また、静かで平和な「平戸瀬戸」が戻ってきた。









 * このイルカたちは、口の部分が尖っているので、「ハンドウイルカ」と思われる。



*【参照HP】 ①「平戸瀬戸」(*A*): a. ≪旬の風 185≫ 春・本番の平戸瀬 ★★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/5253621.html ]、b. ≪旬の風 211≫ 平戸瀬戸の漁船団:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7628498.html ]、c. ≪旬の風 325≫ 夜明け前 ★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12630073.html ]、d. ≪旬の風 335≫ 平戸瀬戸にかかる「虹」:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12869599.html ]、e. ≪旬の風 240≫ 濃霧の平戸瀬戸:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9778516.html ]、≪旬の風 167≫ 平戸瀬戸市場:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/3553694.html ]、f. ≪旬の風 241≫ 想い出のサンフランシスコ ?:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9804749.html ]、② カラスとトンビ(*B*): a. ≪旬の風 86≫ トンビ:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/59893962.html ]、b. ≪90000回アクセス記念 ⑫≫ 動物の写真館:野生の脊椎動物・・・爬虫類・両生類・鳥類:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60434423.html ]、c. ≪旬の風・雨 194≫ 大雨の中のカラス :[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/6093890.html ]、d. ヒレハリソウ [別名 :コンフリー ](*3142)★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/10189189.html ]、e. リシリヒナゲシ[モドキ?](*3143):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/10196262.html ]、f. レンゲツツジ(*3148)★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/10232107.html ]

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                               * 2015.4.21


3643) ハハコグサ Ⅳ


 2月の初めに、佐世保の「烏帽子岳」の溜池で見た膨大なハハコグサの群(*3574)・・・それらは、全体がたたの1-3cm程のものでしかなく、種から生まれたばかりの幼弱なものばかりだったのだが、今はどうしているのだろう。

 ひとつひとつのハハコグサ(*A*)の頂上には小さな金色の玉のような蕾がある・・・それは、さながら、彼らの大切な赤ん坊たちで、それを体の葉全体で抱きかかえたような優しさがある。かれらは、今はどうしているのだろう。あの溜池の周辺にまだあるのだろうなあ。


 ハハコグサの嫋(たお)やかさ、優しさ、柔らかさを感じさせるのは、やはり、そのベルベットのような柔らかい薄緑色のやさしい葉なのだ。多分、柔らかい極細の白い毛がびっしりと生えているのだろう。

 我が家の庭にも、このハハコグサが多い。庭はやや日当たりが悪く湿気が多いので、今からどんどん大きくなっていくのだろう。

 それにしても、このベルベットのようにフワフワで柔らかく、優しくしなった葉は、なんて優しいんだろう。その葉でそっと自分の頬を撫でてみたくもなる。


 それは、「母子草」・・・本当に素晴らしい名前だと感心してしまう。


 いま、この本格的な春の眩しい陽光の中、その金色に光るハハコグサの蕾たちが、あのベルト地帯をきっと輝かせることだろう。







*【参照HP】① ハハコグサの群(*3574):⇒ ハハコグサ[Ⅲ](*3574):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12960047.html ]、② ハハコグサ(*A*): a. ハハコグサ(*8)[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/26729144.html ]、b. ハハコグサ[Ⅲ](*3574):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12960047.html ]、c. アキノハハコグサ(*1114):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/44909160.html ]

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