過去の「山野草図鑑歳時記・Ⅲ」のアーカイブ

山野草図鑑歳時記[Ⅱ][Ⅲ]、さらに山川草木・動物 歳時記[Ⅰ]・[Ⅱ]に続けます。 こちらは山野草図鑑歳時記[Ⅲ] のみのアーカイブです。

2015年08月

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                                   * 2015.8.31


≪旬の風 374≫


                   スーパースター  福山雅治


 世界に通用する現存のスーパースターは、やはり、もとビートルズの「ポール・マッカートニー」氏だと思うが、日本でのスーパースターは彼・・福山雅治氏(*A*)以外にはいないと思った。

 彼は、あのNHKの大河ドラマで「坂本竜馬」を演じ、人気民放番組でも「ガリレオ」の主役を演じた俳優でもあるのだが、彼のNHK『ホット・スポット』のホストも素晴らしい。あれだけ動物に近づき、そして、触れ、動物の食べ物を食べてみたり、その感性が実にみずみずしい。
 長年、彼が続けてきたラジオ番組も彼の感性が面白くて、いつも聞いてきた。

 勿論、彼の音楽に関するものは、天才的な様々な要素があり、さらに、そのショウマンとしての才覚も絶大だ。ただ、それが彼のたゆまぬ努力に支えられていることも見て取れるところが彼の「スーパースター」たるゆえんだろう。

 その男が、僕の生まれ故郷の長崎、しかも、浦上川を隔てたすぐのところの隣町にいたのだから、僕としてはひどく痛快だ。

 それに、自宅近くの「被爆クスノキ」(*B*)の歌のは小・中学校のときからいつも眺めてきたクスノキ、遊んできた『片足鳥居』なのだ。


 昨日の夜、彼の稲佐山での野外コンサートに嫁さんと行った。息子夫婦が抽選で当たったチケットを僕らに回してくれたのだ。

・・・朝、佐世保から出かけて行ってきた。

 今回、彼は長崎が舞台の楽曲を多数披露してくれたようだ。
 戦後70年のこの夏、僕と同じ被爆2世の彼の「戦争を忘れてはいけない」という魂の曲を歌った後、「被爆クスノキ」が今回の『軍艦島』などの世界文化遺産指定にかけて「皆さんの心の文化遺産として刻まれるといいですね」と語ったのがひどく印象的だった。

 コンサートの彼は、僕の想像とは違った別人のようだった。歌もショウも完全すぎるものだし、「スーパースター」であり過ぎた。・・・本当に、カッコ良過ぎるのだ。
 

 僕は、もっと、じっくり聞きたかった。室内の座席に座って。もっと、静かに・・・彼の素晴らしい心を打つ歌の数々を。

 5~6時間も待合とショウの間じゅう棒立ちになってなければいけないというのは、僕の年齢では足にひどくこたえる。トイレも大変だった。

 そういう人たちは、もう行ってはいけないのかも知れないが、彼なら、そうは思わないはずだ。
 あの「道標(みちしるべ)」「蜜柑色の夏休み」「 ビューティフルライフ」「家族になろうよ」ほか多くの作品は人生の重要な歌だからだ。

 男子だけの、女性だけのコンサート、10才台だけのコンサートもいいが、彼の歌にはじっくりした内容のある歌が多い・・・・

 50歳以上のコンサート、いや、前期高齢者限定のコンサートでも彼の作品なら、素晴らしいので活けると思う。行きたいと思う。椅子のあるところなら。雨が降らない室内なら。数時間の立ちン坊や雨風もものともしない若者ばかりを対象にする必要はない。

 長崎の人間なら、老いも若きも、きっと、彼・福山さんを地元の誇りにするだろう。さらには、日本の誇りともなれるような人物であり、歌詩の内容だ。


 今日の朝、長崎の実家から帰る途中、多くの観光客が雨の中『片足鳥居』の石段を上って、山王神社(*C*)の「くすのき」を見に行っているのを見た。


 素晴らしいコンサートだったことは、本当に間違いない。

 ただ、「ポール・マッカートニー」(*D*)の域には、まだ届いてはいない。


 でも・・・ありがとう。





*【参照HP】① 福山雅治氏(*A*):a. ≪旬の風 331≫『くすのき』 の歌 ★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12780403.html?type=folderlist ]、b. ≪旬の風 55≫“ My Home Town “ の オガミタロウ:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/58908087.html ]、c. ≪旬の風 36-(1)≫ 梅の香 匂い立つ頃:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/57005223.html ]、d. CD『HUMAN』(*B*):Wikipedia:HUMAN (福山雅治のアルバム):[ http://ja.wikipedia.org/wiki/HUMAN_(%E7%A6%8F%E5%B1%B1%E9%9B%85%E6%B2%BB%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0) ]、②「被爆クスノキ」(*B*): a. ≪旬の風 331≫『くすのき』 の歌 ★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12780403.html?type=folderlist ]、b. クスノキ[Ⅲ](*3330):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11513564.html ]、④「山王神社」(*C*):a. 山王神社(長崎市):[ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%8E%8B%E7%A5%9E%E7%A4%BE_(%E9%95%B7%E5%B4%8E%E5%B8%82) ]。b. アオギリ[Ⅱ](*2133):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/488335.html ]、c. 被爆の歴史を残す:山王神社と片足鳥居:[ http://park10.wakwak.com/~cdc/nagasaki/sannoujn/ ]、d. 『片足鳥居』: 山王神社~片足鳥居と大楠と~長崎市の神社:[ http://blogs.yahoo.co.jp/hsnm3373/18982430.html ]、e. 被爆の歴史を残す:山王神社と片足鳥居:[ http://park10.wakwak.com/~cdc/nagasaki/sannoujn/ ]、⑤ クスノキ(*D*): a. クスノキ(*774):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/36911311.html ]、b. クスノキ[Ⅱ](*775):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/36948604.html ]、c. クスノキ[Ⅳ](*3539):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12769859.html ]、⑥「ポール・マッカートニー」(*D*):≪旬の風 263≫ ポール・マッカートニーを2回も見た★(スタンディング オベイション):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11437006.html ]、

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                               * 2015.8.20


3788) シマスズメノヒエ [不確定]   


 何か、どうでもいいような鑑別なのだが、その手の「スズメノヒエ類」らしいもの(*A*)を見つけると、ひどく気になってしょうがない。

 つい先日、車の中から吉井町の山手で見たものも「スズメノヒエ」の仲間(*A*)だった。雨のぱらつく中、どうでも良さそうな草の写真を懸命に撮っている僕を見た人は、何と思っただろう。

 僕としても、『こんなことに大事な時間を費やしてもいいのだろうか?』と思い始めているところだ。

 だが・・・

 僕としては、それがやや背丈の低いものであったので、もしや、本物の「スズメノヒエ(狭義名)」ではないかと、思ったのだ。

 やっぱり、本気だったのか・・。もしかしたら、この僕は病気なのかもしれない。
 もっと、何か、意味のあることをした方がいいのではないかと思いつつも、そのスズメノヒエらしいものを見に車から降りて行った。かなりの雨粒が落ちてきた。何かバカなことをしているなあ・・・・近くの小さな建物で雨宿りしながら、ボ~ッと眺めていた。

 すると、そのスズメノヒエらしいものに何かうごめく虫を見つけたのだ。2~3種類のカメムシ(*B*)が、集まって雨の中、その穂を食べていたのだ。

 性懲りもなく、風と小雨の中で、そのカメムシとスズメノヒエらしいものを撮影しようとしたのだが、暗い曇り空と風の条件下では、なかなか撮影はうまくいかない。どうしても、その風と雨の中ではブレブレの写真になってしまうのだ。

 いつの間にか、必死になっていた。僕には、昆虫の方が向いているのかもしれない。

 ついには、そのスズメノヒエらしいものについている虫を、草ごと引き抜いて、ブレないように 近くの小さな建物の緑色の壁に固定して写真を撮っていた。

 なぜか・・その小さな建物から急に若い女性が出てきた。僕の顔を半分目をそらしながら見て立ち去ったのだが、車に乗り込むときのあの恐怖に満ちた最後の険悪そうな一瞥が怖い顔だった。

 彼女は何と思ったのだろう。じつは、その小さな建物というのが「公衆トイレ」だったのである。知らなかった。
 こんな日にこんな所のトイレで用を足しているのが問題なんだと言いたかった。

 もう・・・なんか、自分がいやになってきた。


 ただ、そのスズメノヒエらしいものは、引っ張っても簡単に引き抜けるものではなかった。この植物は、それも一つの特徴であることを知ったのだが、
そのイネ科の植物は、どうも、「シマスズメノヒエ」(*1036-A)ではないかと思われる。


 花序の枝は長さ8~10cmくらい、3~6本で広く横に開き、うなだれ、枝の付け根に毛が生えている。葉鞘の口部には長い毛と葉舌がある。小穂は広卵形で縁に白色の長毛が目立ち、その葯は黒紫色だ。
 
 スズメノヒエ類の鑑別は、僕にはやや難しいが、一つずつじっくりと観察していく必要がありそうだ。

 それにしても…あのお姉ちゃんの怖い顔が今でも思い出される。 



             



*【参照HP】①「スズメノヒエ類」らしいもの(*A*): a. イネ科スズメノヒエ属の分野:参考ブログ:[ http://blogs.yahoo.co.jp/chamomile_thyme_3/67459808.html ]、b. スズメノヒエ(*1036-B):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42789087.html ]、c. シマスズメノヒエ(*1036-A):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42789015.html ]、d. アメリカスズメノヒエ(*1715):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/54401613.html ]、e. アメリカスズメノヒエ[Ⅱ](*3773):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13598906.html ]、f. コアメリカスズメノヒエ [もしくは、アメリカスズメノヒエ](*3755):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13543338.html ]、g. キシュウスズメノヒエ(*E*):⇒ コアメリカスズメノヒエ [もしくは、アメリカスズメノヒエ](*3755):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13543338.html ]、h. タチスズメノヒエ[不確定](*3782)★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13663870.html ]、② カメムシ(*B*): a. ≪90000回アクセス記念 ⑤≫ 動物の写真館 : 名も知らぬ小さな虫たち [Ⅰ]:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60408821.html ]、b. ≪90000回アクセス記念 ⑥≫ 動物の写真館 : 名も知らぬ小さな虫たち [Ⅱ]:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60411458.html ] 

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                                   * 2015.8.27


≪旬の風 373≫ 


                   ジョロウグモ (女郎蜘蛛)



 自宅の駐車場小屋の梁に美しい蜘蛛の巣が・・・・

 朝日の逆光に光っている。 その幾何学的な構造に見とれてしまった。

 どうも、ジョロウグモ(*A*)の巣網のようだ。

 7~9本の糸が正確に1mm間隔で張られ、その12~13線が平面に並んで光っている。その束の間もそれぞれに2.5mmの間隔がきちんと開けてある。

 中央に鎮座したジョロウグモの体は、まだまだ小さいのだが、すでに幾つかの獲物が糸を巻かれて巣網に架かっている。

 今から秋にかけて、どんどん獲物をひっかけて、その栄養をいただき、体が大きくなっていくんだな・・・・


 秋・・・ちっちゃな体の雄のジョロウグモが現れる。それはじっと巣の片隅にいて、交尾の瞬間を狙う。
 瞬間的な交尾の後に、この雄は巣十倍の大きさになった雌からバリバリと食べられてしまうんだ・・・・

 雌のジョロウグモの生きてきた役目はわかるけど、雄の役目って・・・

 悲しくも、寂しい・・・・







*【参照HP】 ① ジョロウグモ(*A*): a. クモ類(*B*):≪90000回アクセス記念 ⑦≫ 動物の写真館:クモ・ムカデ・ザトウムシなど 節足動物の仲間:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60415971.html ]、b. フロックス [別名:クサキョウチクトウ、オイランソウ](*2951):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7002439.html ] 




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                                  * 2015.8.22


3792) ヒラフスベ(別名:アイカワタケ) Ⅱ

              *この記事は ヒラフスベ[Ⅰ](*3791)からの続編である。


 このキノコのようなものを、お門違いと走りながら、例のいつもの植物専門サイト(*A*)で教えてもらおうと思った。草花に詳しい人はキノコ類も良く知っていることが多いのだ。
 このサイトで、いろいろな方から、ヒラフスベ、オニフスベ、アイカワタケ、マスタケなどの名前を候補にあげてもらったのだが、キノコ類(*B*)に関しては、やはり「キノコ専門サイト」のほうに聞いたほうが良いとの指摘があり、別の「キノコ専門サイト」である『きのこ複数画像掲示板』(*C*)というものを見つけたのである。

 このサイトは会員制でもなく、質問用写真は大きな画像で枚数も多く、回答してくださる方々もひどく親切で熱心、かつ、経験豊かなキノコの先生たちがそろっているようである。

 それまで、ヒラフスベ、オニフスベ、アイカワタケ、マスタケなどを個々に調べていたのだが、これらのキノコの分野はかなり分類が込みっているというか、分類が確立されたような、されていないような混乱している分野のようで、調べていくうちに、得意の僕の「錯乱」を起こすような雰囲気になってきていた。

 しかし、そこに、彗星(コメット)のように輝くすっきり明快なコメントが出現したのだ。そこというのは、その『きのこ複数画像掲示板』(*C*)のなかの「S」さんからのコメント回答だったのである。そのまま、そのお返事コメントを載せたいところだが、僕が要約した主旨(といってもほぼ同じ内容だが)をここに載せたい。

 『この分野は実にややこしくて、アイカワタケ、マスタケという名が出ているが、確かにそれらに関連が有る。昔、サルノコシカケの仲間で黄色~橙色をした傘が重なるキノコを(専門家が)広葉樹から出るものを“アイカワタケ”、針葉樹から出るものを“マスタケ”と呼んでいる時代があり、ほかに、饅頭型にふくらんで出るものは『ヒラフスベ』と呼んでいた。最近になり、針葉樹に出る物を“ミヤママスタケ”、広葉樹に出るものを“マスタケ”と(学会が?)統一した。
 一方、『ヒラフスベ』の方は、形は違うが“アイカワタケ”と同じもの、すなわち「異型体」であることが判明し、このために、どちらの名前を使うかいまだに意見が分かれているところのようである。最もよく使われている図鑑ではアイカワタケ(ヒラフスベ)とカッコ付きで併記されているが、キノコファンは長年慣れ親しんで使った名の「ヒラフスベ」を使っていて、これも正しいと解釈できる』

 僕の質問した大きなキノコは、饅頭型に膨らんでおり、『ヒラフスベ』なのである。僕としては、この場合、ヒラフスベ(別名:アイカワタケ)としたい。

 一方、饅頭型に膨らんでいないものは、ちょうど、平たい『うなぎの蒲焼』が木の幹から幾つか出っ張ったような格好になっている。生えている木がスダジイ(*D*)のような広葉樹であれば、こちらは“マスタケ”ということになろう。

 ヒラフスベ(別名:アイカワタケ)は、サルノコシカケ科 アイカワタケ属のキノコ類で、普通、夏の初めから梅雨時にかけて広葉樹の枯れ木上に発生を始める。発生し始めたときはキノコの子実体は瘤(こぶ)状で弾力があるが、時間がたつと砕けやすくなってしまうという。 表面の色は初めレモン色だが、後には褐色になる。注意して観察するときのこの下面に管孔状の部分が形成されることもある。

 名前の似た「オニフスベ」は、一般的な「傘」や「ひだ」を備えたキノコ類とかなり異なった特徴を示す菌類群で、地上生の[腹菌類]だという。従来はホコリタケ科オニフスベ属とされていた。日本特産で夏から秋、庭先や畑、雑木林、竹林などの地上に大型の子実体を生じる。一夜にしてバレーボール大の子実体が発生するので驚かれるが、珍しいものではないという。
 幼菌の内部は白色で弾力があるが、次第に褐色の液を出して紫褐色の古綿状になる。この「次第に褐色の液を出して」というところが、僕はひっかかっているのだが、形が卵型に近いものやゴルフボール・バレーボールという球形が特徴なので違うと思われる。

 この「オニフスベ」の方は、『食用きのこ』で、食べるのは内部が白い幼菌時のみで成熟したものは食べられないというが、その「褐色の液」・・・誰かが、ヒラフスベ(別名:アイカワタケ)に鰻の蒲焼の“たれ”をかけて、食べようとしたのかも知れないな・・・・(まるで、冗談なのだが)






*【参照HP】① ヒラフスベ[Ⅰ](*3791):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13652670.html ]、② 例のいつもの植物専門サイト(*A*):草花を愛でる方々のためのお尋ねBBS:[ http://www2.ezbbs.net/18/jswc_3242/ ]、③ キノコ類(*B*): a. キノコ類 ≪12万回アクセス記念≫:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/628481.html ]、b. キノコの大世界:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/628481.html ]、c. キノコ類[Ⅱ](*3553):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12878302.html ]、④『きのこ複数画像掲示板』(*C*):[ http://10.pro.tok2.com/~yamaasobi/cgi-bin/joyfulyyl/joyfulyy.cgi ]、⑤ スダジイ(*D*): a. スダジイ(*1655):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/53639918.html ]、b. スダジイ[ツブラジイ?](*1655):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/53639918.html ]

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* 最後の写真は拡大可能です。写真右下のマークをクリックする。





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3791) ヒラフスベ(別名:アイカワタケ) Ⅰ


 宮崎の川南町に親戚の初盆に行ってきた。10日ばかり前のことだが、盆が過ぎると、さすがにあの夏の強烈な日差しはなくなる。今日あたりは台風の影響もあって風が吹いているが、もう秋の気配が漂っている。

 その秋めいた風の中に立っていたら、何処からか・・「鰻の蒲焼」の匂いがしてきた。どこか近所で、秋刀魚(サンマ)を焼いているらしい。

 昨年、宮崎市の年下の義兄から旨い“ウナギの蒲焼”を送ってもらったのだが、そのウナギが無茶苦茶に旨くて、今度、宮崎に行ったら、絶対にその“うなぎの老舗”で ぜひ“ウナギの蒲焼”を食べたいと思っていた。

 川南町に親戚の初盆のお参りを終えると、僕らは早々に夕刻、長崎に向かった。長崎での「精霊流し」(*A*)に間に合うように急いでいたのでもなければ、仕事の差し障りでもなかった。実は、宮崎の西都市にその有名な“うなぎの老舗「I」料理屋”(*B*)に寄って、“ウナギの蒲焼”を食べて長崎に帰りたいと思っていたのだ。

 このお盆だ、帰省客も地元の人間も、きっと“ウナギの蒲焼”をそこに食べに来るはずだが、僕らにもチャンスは少ない。行くだけ行ってみることにした。
 普段の日でも、1時間待ちや2時間待ちは“ザラ”だと聞いていたが、仕方がない。次の日も休みだし、ゆっくり長崎に帰ればよいと腹をくくった。

 老舗「I」うなぎ料理屋の前には、小さな神社と公園があり、待合室に入りきれないお客たちがたむろして 思い思いの場所に座っていた。
 何か、浴衣姿の子供たちや団扇や扇子で扇ぎながら自分の食べる番が来るのを待っている人たちの姿は、まるで屋台のない神社の縁日のような風情だった。

 何となく、僕もその中に入ってみたくなり、待たされても嫌な気分になりそうになかった。たったの一時間待ちとのことで、これは、意外にもラッキーと思った。

 そこの神社は、狭くて小さいが大きな木が幾つもあって、鬱蒼とした感じで、その中に小さな社(やしろ)もあった。「南方神社」というらしい。なにか、このうなぎ屋とその神社はひとつのセットになっているような印象がある。

 そのセットの片割れらしい神社の境内を、僕は待ち時間の間にあちこち散策した。

 境内の右奥に大きな樹木があった。幹は直径50cmを超えるもので背丈は20mくらいだろうか・・葉の様子からツブラジイ(*C*)かスダジイ(*D*)の巨木と見える。

 『あれ!? これは何だ?・・・・』

 木の大きな幹に白っぽい蒲色(かばいろ)の突出物がある。なにか、どうもキノコの類(*E*)に見えるのだが、大きさが25x30cmとは言わないもっと大きなものだ。薄茶色の液が垂れていて、まるで、それは今から食べようとしている『うなぎの蒲焼』のようだ。(これも、セットになっているのかと冗談に思った。)

 木の高いところにも、同じものと思える白っぽいキノコのようなものが生えている。これも25cm前後のもので、今度は“うなぎの白焼き”みたいなものだと思った。

 ちょうど一時間後に僕らの番がまわってきた。多くの有名人が来ているらしい。壁に有名芸能人の写真が貼られており、さる有名オリンピック柔道監督「I」氏のかつての柔道着が飾ってあった。
 確かに、美味しい『うなぎの蒲焼』だったし、美味しい「ご飯」だった。“うなぎの白焼き”の酢味噌味が僕にはあわなかった。その分を蒲焼にまわして欲しかったな。




               * この記事は、次のヒラフスベ[Ⅱ](*3792)に続く。




*【参照HP】①「精霊流し」(*A*):a. ≪旬の風 93≫ 精霊流し [1]:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60157934.html ]、b. ≪旬の風 94≫ 精霊流し [2]:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60162293.html ]、②“うなぎの老舗「I」料理屋”(*B*):a. 食べログ宮崎:入船:[ http://tabelog.com/miyazaki/A4504/A450401/45000054/ ]、b. うなぎの入船:店舗紹介:[ http://www.u-irifune.com/smartphone/tenposyoukai.html ]、[ http://www.momoti.com/blog/2007/07/post_729.html ]、③ ツブラジイ(*C*): a. ツブラジイ(*1655):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/53639918.html ]、b. ツブラジイ(*1501);[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/50973490.html ]、c. スダジイ(もしくは、ツブラジイ)[Ⅱ](*3626):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13159293.html ]、④ スダジイ(*E*): a. スダジイ(*1655):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/53639918.html ]、b. スダジイ[ツブラジイ?](*1655):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/53639918.html ]、⑤ キノコの類(*D*):a. キノコ類 ≪12万回アクセス記念≫:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/628481.html ]、b. キノコの大世界:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/628481.html ]、c. キノコ類[Ⅱ](*3553):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12878302.html ]、⑦ ヒラフスベ[Ⅱ](*3792):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13673420.html ]

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