* 2016.07.29
4062) セイバンモロコシ Ⅱ
セイバンモロコシ(*1452)は、「西蕃蜀黍」と漢字で書かれるイネ科モロコシ属の多年草である。
「西蕃(せいばん)」というのは、「西方の野蛮人」という意味であるが、昔、都に住み華やかな生活を送っていた中国人にとっては、「西方」は何の役にも立たない「野蛮人」のすむ場所だと思われていたのだろう。そこから、名前が来ているらしいが、中国人が命名したのか、日本人が命名したのかは定かではない。
そのセイバンモロコシは、僕のウォーキングコースの一つである「トロッコ道路」(僕が勝手につけた名前だが、本当は、『大野・柚木地区健康ウォーキングコース(*A*)』と言うらしい)で良く見かけられる単子葉植物系の野草である。
ここのコースは相浦川(*B*)の中流域にあたる場所で、この夏は夕刻になると川風の涼しいところで、川の流れがひどく美しいところでもある。
セイバンモロコシは、川沿いの草原・道ばた、堤防法面、河原などによく繁茂している。どうも、南方原産の帰化植物らしく、夏には川沿いで高さ2m近くにもなって繁茂している姿を見る。
僕が最初にこのセイバンモロコシを見て、なんという名前のものかと思ったのは、もう、10年以上も前の熊本市を流れるの「白川」の岸辺だった。
当時の僕はこの手の単子葉植物に関しては何も知らず、それは川岸に繁茂していたことから本物のアシ「別名:ヨシ(*1018)」だと勝手に思い込んでいた。
河畔のホテルから午後の太陽の光をキラキラ反射した川面が美しかった。それに日本の原風景を見るようでひどく情緒的だった。
あれから、もう10年以上の時が流れてしまっている。そのときに、僕はその「アシ」らしい植物を川辺りまで見に行って、それがアズキ色の穂を持ったもので、僕の背丈ほどのスンナリしたものだった。後で調べたところ、このセイバンモロコシだったのである。
近くで見たこのセイバンモロコシは、意外にも美しいもので、穂が赤紫色の美しいものである。その葉は中央脈が白く、ススキ(*D*)に似てはいるが、葉の表面はツルツルした感じ、葉の縁はススキのようにザラつくことはないし、指を傷つけることはない。葉を下にはがして見える葉舌は長さ3mmで縁に短い毛がある。
* この記事は、次のセイバンモロコシ[Ⅱ](*4063)に続く。
*【参照HP】 ① セイバンモロコシ(*1452):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/50329841.html ]、② 大野・柚木地区健康ウォーキングコース(*A*):[ http://www.sasebosports.com/walking.php?itemid=1262 ]、③ 相浦川(*B*):a. ツルウメモドキ[Ⅳ](*3916):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14129394.html ]、b. ≪旬の風 427≫ コサギ :[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14233896.html ]、c. ヒメヒオウギアヤメ[Ⅱ](*4017):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14516881.html ]、d. セイヨウニンジンボク(*4032):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14583488.html ]、④ アシ(*C*): a. アシ [ 別名:ヨシ ](*1018):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42520496.html ]、b. アシ(別名:ヨシ)[Ⅱ](*1018):ヨシ[別名:アシ](*1018):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42520496.html ]、c. クサヨシ(*1432):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/50048830.html ]、d. クサヨシ[Ⅱ](*2189):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/59099207.html ]、⑤ ススキ(*D*): a. ススキ(*37):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/27057300.html ]、b. ススキ(ムラサキススキ?)[Ⅳ}(*3832):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13846365.html ]、c. ススキ(*38):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11576191.html ]、d. ススキ[Ⅴ](*3879):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14015985.html ]、e.「ススキ」と「オギ」の鑑別:⇒ オギ[Ⅲ](*3279):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11229777.html ]、⑥ セイバンモロコシ[Ⅲ](*4063):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14680665.html ]
4062) セイバンモロコシ Ⅱ
セイバンモロコシ(*1452)は、「西蕃蜀黍」と漢字で書かれるイネ科モロコシ属の多年草である。
「西蕃(せいばん)」というのは、「西方の野蛮人」という意味であるが、昔、都に住み華やかな生活を送っていた中国人にとっては、「西方」は何の役にも立たない「野蛮人」のすむ場所だと思われていたのだろう。そこから、名前が来ているらしいが、中国人が命名したのか、日本人が命名したのかは定かではない。
そのセイバンモロコシは、僕のウォーキングコースの一つである「トロッコ道路」(僕が勝手につけた名前だが、本当は、『大野・柚木地区健康ウォーキングコース(*A*)』と言うらしい)で良く見かけられる単子葉植物系の野草である。
ここのコースは相浦川(*B*)の中流域にあたる場所で、この夏は夕刻になると川風の涼しいところで、川の流れがひどく美しいところでもある。
セイバンモロコシは、川沿いの草原・道ばた、堤防法面、河原などによく繁茂している。どうも、南方原産の帰化植物らしく、夏には川沿いで高さ2m近くにもなって繁茂している姿を見る。
僕が最初にこのセイバンモロコシを見て、なんという名前のものかと思ったのは、もう、10年以上も前の熊本市を流れるの「白川」の岸辺だった。
当時の僕はこの手の単子葉植物に関しては何も知らず、それは川岸に繁茂していたことから本物のアシ「別名:ヨシ(*1018)」だと勝手に思い込んでいた。
河畔のホテルから午後の太陽の光をキラキラ反射した川面が美しかった。それに日本の原風景を見るようでひどく情緒的だった。
あれから、もう10年以上の時が流れてしまっている。そのときに、僕はその「アシ」らしい植物を川辺りまで見に行って、それがアズキ色の穂を持ったもので、僕の背丈ほどのスンナリしたものだった。後で調べたところ、このセイバンモロコシだったのである。
近くで見たこのセイバンモロコシは、意外にも美しいもので、穂が赤紫色の美しいものである。その葉は中央脈が白く、ススキ(*D*)に似てはいるが、葉の表面はツルツルした感じ、葉の縁はススキのようにザラつくことはないし、指を傷つけることはない。葉を下にはがして見える葉舌は長さ3mmで縁に短い毛がある。
* この記事は、次のセイバンモロコシ[Ⅱ](*4063)に続く。
*【参照HP】 ① セイバンモロコシ(*1452):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/50329841.html ]、② 大野・柚木地区健康ウォーキングコース(*A*):[ http://www.sasebosports.com/walking.php?itemid=1262 ]、③ 相浦川(*B*):a. ツルウメモドキ[Ⅳ](*3916):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14129394.html ]、b. ≪旬の風 427≫ コサギ :[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14233896.html ]、c. ヒメヒオウギアヤメ[Ⅱ](*4017):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14516881.html ]、d. セイヨウニンジンボク(*4032):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14583488.html ]、④ アシ(*C*): a. アシ [ 別名:ヨシ ](*1018):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42520496.html ]、b. アシ(別名:ヨシ)[Ⅱ](*1018):ヨシ[別名:アシ](*1018):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/42520496.html ]、c. クサヨシ(*1432):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/50048830.html ]、d. クサヨシ[Ⅱ](*2189):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/59099207.html ]、⑤ ススキ(*D*): a. ススキ(*37):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/27057300.html ]、b. ススキ(ムラサキススキ?)[Ⅳ}(*3832):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13846365.html ]、c. ススキ(*38):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11576191.html ]、d. ススキ[Ⅴ](*3879):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14015985.html ]、e.「ススキ」と「オギ」の鑑別:⇒ オギ[Ⅲ](*3279):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11229777.html ]、⑥ セイバンモロコシ[Ⅲ](*4063):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14680665.html ]