過去の「山野草図鑑歳時記・Ⅲ」のアーカイブ

山野草図鑑歳時記[Ⅱ][Ⅲ]、さらに山川草木・動物 歳時記[Ⅰ]・[Ⅱ]に続けます。 こちらは山野草図鑑歳時記[Ⅲ] のみのアーカイブです。

2018年06月

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                                  * 2018.06.05


≪瞬の風 775≫ 


                          ルリカミキリ 



 昆虫に詳しい息子・三男が言うには、僕の佐世保の自宅の庭には、多様な種類の昆虫が集まってきているという。

 その理由としては、多種多様な樹木・野草・園芸種植物を植え、かつ、除草剤などの農薬を全く使わないからであろうか?

 多くの小さな種類の昆虫が集まってくるのはよいのだけれど、マムシらしいもの、アオダイショウ(*A*)、黒いシマヘビ(*B*)などはいやだ。ほかのカナヘビ(*C*)、トカゲ(*D*)などの爬虫類・小動物をはじめ、タヌキ(*E*)、ネズミ、アナグマ(*F*)、テンやイタチらしい哺乳動物、さらには、トリ類(小鳥たち)も時折姿を見せる。最も困ったものは、これらのものに含まれていない節足動物の【ムカデ】(*G*)だ。今年も家の中に10匹は出た。庭にいれば、徹底的に除去する。もう100匹以上はとったことだろう。

 その話はさて置き、庭でよく見かける小さなカミキリムシ(*H*)の話だ。

 瑠璃色に輝く1cm前後のカミキリムシはこの何年もの間、自宅の庭で今の時期によく見かけてきた。息子・三男によるとこの美しいカミキリムシは「ルリカミキリ」というようだ。

 太陽の光でメタリックな紺色に輝く羽、体は朱色でそのコントラストも素晴らしい。貌もなかなか哀愁を帯びて可愛らしいカミキリムシの一種で、黒い触角とその根元に黒い複眼2個とさらに頭の上近くにも小さな2個の複眼があり計2対4個の複眼がある。息子に言わせると、同じような形の種類で頭の上の方に全く複眼のないものもあるようだが、名前は忘れてしまった。

 この可愛いい「ルリカミキリ」だが、樹木を枯らす害虫であるという。特に各種バラ科の生木を犯すという。僕も自宅にも多くのバラ科の植物を植えている。嫁さんの好きな行く株価のバラ(*I*)、僕の好きな数株のノイバラ(*J*)、それに、ヒメリンゴ(*K*)もハナカイドウ(*L*)も数株・各種のサクラ類(*)の木も、ウメ類もみんなバラ科の植物ばかりだ。

 ただ、彼らが(ルリカミキリたちが)それらの葉や幹・枝を食べたとしても、彼らを薬で達つけようとするものではない。
もちろん、花が咲くのを毎年、今か今かと待っている僕らなのだが、彼らも生きていかなければならない。故意に、花を見せまいとして葉や茎を齧ってい訳ではないのだ。

 このままでいいのだ。

 花びらを齧られ崩れたバラの花、オトシブミ(*M*)に食べられ巣を作られてしまったサルスベリ(*N*)の葉、ただ、それらが、すべてなくなるほどの食害は自宅では起きていない。それらがなくなってしまえば、彼らもここでは生きては行けまい。

 少し食害のある花の方が、生きているものが総出演している感じで価値があるのかもしれない。

 だが、困るのは、人間の僕たちに直接強い害を与える小動物だ。彼らはこの庭に来る昆虫やミミズなど、さらに植物の根っこなどを食べに来る訳で、人間をターゲットにしているわけではない。彼らとて、けなげに生きていることは知っている。
 だが、ムカデに刺されるとひどく痛いし、布団などに潜り込まれて寝床にいたのでは、びっくりして心筋梗塞にもなりかねない。
 ヘビ類は直に咬みつくことはないのだが、びっくりしてしまう。マムシ(*O*)だってそうだが、咬まれでもしたら、こちらの命さえ危なくなる。彼らとて自分の身を守らなくてはならないのは解る。彼らに罪はないのだろう。

 しかし、それらは、どうしても許せない。そこには僕ら夫婦と動物たちの明らかな生存競争があるのだ。



 

*【参照HP】 ① アオダイショウ(*A*):≪旬の風 205≫ アオダイショウ :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7125074.html ]、② 黒いシマヘビ(*B*):a. ≪旬の風 632≫ カラスヘビ・シマヘビの黒化型[Ⅰ](*A*):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15572280.html ]、b. ≪旬の風 632≫ カラスヘビ・シマヘビの黒化型 [Ⅱ] :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15572291.html ]、c. ≪旬の風 645≫ カップルへびの情熱の戯れ? :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15662885.html ]、d. 野生の脊椎動物・・・爬虫類・両生類・鳥類 動物の写真館 ≪90000回アクセス記念 ⑫≫:[ https://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60434423.html ]、③ カナヘビ(*C*):≪瞬の風 146≫「なんだってんだ! てめえは!?」★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/1027647.html ]、④ トカゲ(*D*):≪旬の風 712≫ オキナワキノボリトカゲ (第47回長崎県生物学会):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16085314.html ]、⑤ タヌキ(*E*):≪旬の風 692≫ タヌキ :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15938693.html ]、⑥ アナグマ(*F*):a. ≪旬の風 503≫ ニホンアナグマ ★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14612660.html ]、b. ≪瞬の風 766≫ ニホンアナグマ (♀) [Ⅱ]:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16317295.html ]、⑦【ムカデ】(*G*):≪90000回アクセス記念 ⑦≫:動物の写真館:クモ・ムカデ・ザトウムシ など節足動物の仲間:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60415971.html ]、⑧ 小さなカミキリムシ(*H*): a. ≪旬の風 767≫ ヤツメカミキリ :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16318179.html ]、b. ≪90000回アクセス記念 ⑤≫:動物の写真館:名も知らぬ小さな虫たち(Ⅰ):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60408821.html ]、c. ≪90000回アクセス記念⑥≫:名も知らぬ小さな虫たち(Ⅱ):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60411458.html ]、d. オオシロカミキリ・アサカミキリ・ニセシラホシカミキリ(?):≪旬の風 677≫ Ryuhei の 昆虫撮集 [Ⅰ]:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15799929.html ]、e. オオシロカミキリ・アサカミキリ・ヒメヒゲナガカミキリ・フタオビミドリトラカミキリ・ニセシラホシカミキリ(?)・キイロカミキリモドキ・ゴマダラカミキリ・木マダラミヤマカミキリ・ヨツスジハナカミキリ:[タマムシ・カミキリムシの仲間とその他の甲虫類]:≪旬の風 678≫ Ryuhei の 昆虫撮集 [2]:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15801644.html ]、f. キマダラミヤマカミキリ:≪旬の風 639≫ キマダラミヤマカミキリ:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15633774.html ]、g. ラミーカミキリ:ヤブマオ(*402):[ https://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/21920409.html ]、h. ヤブマオの葉にとまっているラミーカミキリ:[ https://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/41935036.html ]、⑨ バラ(*I*):a. バラ(*1072):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/43742280.html ]、b. バラ[Ⅲ](*1518):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/51176535.html ]、c. バラ[Ⅳ](*1519):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/51166952.html ]、d. バラ[Ⅵ]・ カクテル (*2639):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/8741310.html ]、e. バラ[Ⅴ]:ワイルド・ブルー・ヨンダー [ラプソディ・イン・ブルー] (*2577):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60797611.html ]、5月の薔薇 ラプソディ・イン・ブルー [ http://www.youtube.com/watch?v=sIXK-yARJGM ]・・★これは・・まさに必見!、f. バラ[Ⅵ](*2639):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/8741310.html ]、g. バラ[Ⅷ](*3349):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12939465.html 、h. ≪旬の風 190≫ 『酒とバラの日(々)』★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/5641684.html ]、⑩ ノイバラ(*J*): a. ノイバラ(*342-B):[ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/ryujumihouchida/view/20051128 ][ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11609989.html ]、b. ≪旬の風 189≫ 野ばら:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/5545159.html ]、c. ノバラ[別名:ノイバラ](*342-A・B):[ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/ryujumihouchida/view/20051128 ]、d. ノイバラ(写真のみ):[ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/ryujumihouchida/view/20051128 ]、e. テリハノイバラ(*527)[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/25777302.html ]、f. ノイバラ[Ⅱ](*2375):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/59907106.html ]、g. ヤマイバラ ?「未確認」(*2891):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/5897794.html ]、h. ノイバラ[Ⅲ](*2829):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/4004816.html ]、i. ナニワノイバラ(*1223):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/46727675.html ]、j. ツクシイバラ(*1265):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/47385484.html ]、⑪ ヒメリンゴ(*K*): a. ヒメリンゴ(*1127):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/45016580.html ]、b. オオミサンザシ(*3503):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12652880.html ]、⑫ ハナカイドウ(*L*): a. ハナカイドウ[Ⅱ](*3635)★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13155672.html ]、b. ハナカイドウ[Ⅲ](*4273):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15569523.html ]、⑬ 各種のサクラ類(*M*):今回諸略、⑭ オトシブミ(*M**):ヒメクロオトシブミ:⇒ サルスベリ[Ⅳ](*2949):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7156972.htm ]、⑮ サルスベリ(*O*):a. サルスベリ(*945):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/41428031.html ]、b. サルスベリ[Ⅱ](*1510):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/51085545.html ]、c. サルスベリ[Ⅲ](*2948):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7143805.html ]、d. サルスベリ[Ⅳ](*2949):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7156972.htm ]、⑯ ハムシ類(*P*): a. ウリハムシ: カボチャ (別名 ナンキン)[Ⅲ]★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12404829.html ]、b. ウリハムシモドキ・ウリハムシ・ヨモギハムシ(?):≪旬の風 569≫ ウリハムシモドキ :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15178255.html ]、c. ヨモギハムシ: ⇒ コミカンソウ [Ⅱ](*2839):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/5033948.html ]、d. ヤツボシツツハムシ・≪50000回アクセス記念≫ 野菜 その2:☆虫も食べない野菜は食べられない・・新鮮で安全な野菜を食べる☆:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/58294680.html ]、e. クロトゲハムシ:≪旬の風 677≫ Ryuhei の昆虫撮集 [1]:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15799929.html ]、f. コガタルリハムシ(?)・ ヨモギハムシ(?):≪90000回アクセス記念 ⑤≫ 名も知らぬ小さな虫たち [Ⅰ] 動物の写真館:[ https://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60408821.html ]、g. ≪旬の風 768≫ セモンジンガサハムシ ★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16323366.html ]、h. ≪旬の風 770≫ ムシクソハムシ ★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16327902.html ]、i. ≪旬の風 569≫ ウリハムシモドキ :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15178255.html ](これは、売りハムシではない)⑰ マムシ(*O*):a. ≪旬の風 205≫ 要注意! アオダイショウ (マムシからの変更):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7125074.html ]、b. ≪旬の風 250≫ 悲しいかな 悲しいかな また 悲しいかな:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/10287774.html ]、c. カンガレイ [寒枯藺](*4866):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16334471.html ]

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                                 * 2018.06.14


≪瞬の風 774≫ 


  ホタルガ Ⅱ



 ホタルガ(*A*)のことを取り上げるのは、2回目だ。

 この「ガ」の羽の模様というのはシンプルで、ひどく、面白い。その小さな頭の色が真っ赤というのも、また何か不思議な感じがする。

 「ホタルガ」という名前はよく付けたものである。実にシンプルで、「“ホタル”のような“ガ”」ということだろう。黒い羽にホタル(*B*)のように白く抜けた帯紋があるからその名前があるのだ。

 一回でも、この「ホタルガ」を直にみれば、一発で名前が覚えられるだろう。

 今回、わが職場の建物内で動かずにともっているものを見つけた。

 普通は、この5~6月の時期、比較的 鬱蒼とした藪の上を飛んでいるものを見るのだが、その黒い翅の中の白が目立ってすぐにそれと判る。飛ぶのは幾分バタついた感じで遅く、スムーズでスマートな飛翔とは言えないものだ。ただ、すぐに近くの葉などにとまるので、観察するのは簡単である。

 ただ、これとそっくりな別種類の「シロシタホタルガ」(*C*)というものがあり、白い色の帯がとまっているときに「U」字型ではなく、ほぼ横一直線になるという。まだ、僕は見たことがない。


 「ホタル」という名前の付いた植物・野草がいくつかある。

 イグサ(*D*)に似た姿のカヤツリグサ科の「ホタルイ」(*E*)があるが、その名前の由来はホタル(*B*)の出るような場所に生育するからとも言う。また、セリ科の多年草で「ホタルサイコ」(*F*)という名前のものがある。名前の由来は不明である。たぶん、その黄色い明るい花がホタルの発する光に似て柔らかい黄色だからかも知れない。

 さらに、美しい野草であるムラサキ科のホタルカズラ(*G*)というものがある。県北のあるところに自生が見られるのだが、花色が美しい鮮かな青色で、蛍光色を帯びているように見えるからだという。

 一番有名なものは、何と言ってもキキョウ科の「ホタルブクロ」(*H*)だろう。ホタルの出る季節に、この花が咲き、かつての子供たちがこの花の中に光るホタルを入れて遊んだということから来た素晴らしいメルヘンチックな名前のものだ。






*【参照HP】① ホタルガ(*A*):≪旬の風 665≫ ホタルガ ★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15727719.html ]、② ホタル(*B*):≪旬の風 361≫ ホタル ★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13342414.html ]、③ 「シロシタホタルガ」(*C*): a. 昆虫エクスプローラ > 昆虫図鑑 > シロシタホタルガ :[ http://www.insects.jp/kon-gasirositahotaru.htm ]、b. シロシタホタルガ :[ http://www.jpmoth.org/Zygaenidae/Chalcosiinae/Neochalcosia_remota.html ]、④ イグサ(*D*):a. イ「別名: イグサ [Ⅱ](*2909):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/7047997.html ]、b. イグサ [ホタルイ もしくは イヌホタルイ](*771):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/36859847.html ]、⑤ 「ホタルイ」(*E*):イグサ [ホタルイ もしくは イヌホタルイ](*771):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/36859847.html ]、⑥「ホタルサイコ」(*F*):⇒ 近縁種: a. ミシマサイコ(*563):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/28675444.html ]、b. ミシマサイコ[Ⅱ](*3824):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13822593.html ]、⑦ ホタルカズラ(*G*): a. ホタルカズラ(*351):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11630103.html ]、b. ホタルカズラ[Ⅱ]★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14422501.html ]、⑧「ホタルブクロ」(*H*):a. ホタルブクロ(*145):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12048677.html ]、b. ホタルブクロ[Ⅲ](*3408):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12153224.html ]、c. シロバナホタルブクロ[Ⅰ](*149-A):[ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/ryujumihouchida/view/20050922 ]、d. シロバナホタルブクロ[Ⅱ](*149-B):[ http://geocities.yahoo.co.jp/gl/ryujumihouchida/view/20050922 ]、e. シロバナホタルブクロ[Ⅲ](*514):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/25282694.html ]、f. シロバナホタルブクロ[Ⅳ](*3071):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/9694200.html ]、g. ホタルブクロ[Ⅳ](*3774):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13605934.html ]、h. 田平の野草と樹木(24)ホタルブクロ:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15652634.html ]

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                                  * 2018.06.10  


≪旬の風 773≫

                        トンボエダシャク(?):不確定


 自宅の土手の上に小さなクリ(*A*)の木がある。この時期にはこのクリの木の花が咲き、何か変な臭いが自宅の部屋までにおってくる。ふと木の上の方を見ると、やや緩やかに、パタパタした感じで飛ぶ「ガ」らしいものが見えた。すると、また、別の同じ種類らしい「ガ」が花の方から急に降りてきて、目の前のサクラ(*B*)の葉にとまった。

黒い地色の羽に白い帯状の紋のついたきりっと瀟洒な服をまとった「ガ」だった。体は細長くヤマブキ色、よく目立つもので、さらに そこに四角い模様が縦に整然と並んだものだった。尾の末尾には、真っ黒い刷毛のようなものが付いている。

 この手の「ガ」の種類(*C*)というのは、この時期によく見られるのだが、いくつかの種類があるようだ。どれも同じような緩い飛び方が特徴である。

 ただ、今回見たものは、いつも見てきたものより黒く、その羽の帯状の斑紋がはっきりしている。

 「エダシャク」という名前の仲間であるのだが、その「エダシャク」の種類というのは物凄い種類があり、このタイプは体が細長くトンボのような体型であることから『トンボエダシャク』と呼ばれている。

 ところが、『トンボエダシャク』には,狭義名の「トンボエダシャク(*D*)」と「ヒロオビトンボエダシャク(*E*)」がいて、この二つの鑑別(*F*)は困難とされているようだ。

 「トンボエダシャク」も「ヒロオビトンボエダシャク」も、トンボを思わせるスマートな体幹で、開帳48~58mmであり、北海道から九州まで分布する。その出現時期は6~7月とされている。

 両者の鑑別点は、もっぱら、その腹部背面のヤマブキ色の中の黒斑の形にあり、「トンボエダシャク」では腹部背面のヤマブキ色の中の黒斑が『規則的』なのに対し、「ヒロオビトンボエダシャク」では不規則的に並ぶことで区別できるとされる。
 いずれも黒地に白い斑紋のある美しいデザインの翅をしていている。その模様も若干の違いがあるとされるが、説明は難しい。

 我が家で見たものは、その腹部背面のヤマブキ色の中の黒斑の形が、写真で見る「ヒロオビトンボエダシャク」のものより、はっきり四角になっていて並んでいるので、「トンボエダシャク」と考えられる。






*【参照HP】 ① クリ(*A*):a. クリ(*1462);[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/50701243.html ]、b. ≪旬の風 689≫ 世知原・山野草ウォーキングコース:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15841277.html ]、② サクラ(*B*):今回は省略、③ 「ガ」の種類(*C*):a. ヒトリガ科のガの一種:ブッドレア[Ⅲ](*3390):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/12005365.html ]、b. イボタガ:イボタノキ(*1936):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/57462631.html ]、c. ホシホウジャク:バーベナの花で吸蜜するホシホウジャク[蛾の一種]:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/41931968.html ]、d. アカスジシロコケガ:≪旬の風 507≫ アカスジシロコケガ の繭(まゆ):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14644706.html ]、e. ≪旬の風 533≫ オオツバメエダシャク ♂ ;[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14717815.html ]、f. ≪旬の風 564≫ アカスジシロコケガ :[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15165397.html ]、g. ≪旬の風 555≫ オスグロトモエ(トモエガ類):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15103155.html ]、h. ≪旬の風 559≫ セスジスズメ(蛾)の幼虫:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15128211.html ]、i. ≪旬の風 538≫ ゴマフリドクガ ★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14737223.html ]、j. ≪旬の風 565≫  ハマオモトヨトウ(幼虫):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15167592.html ]、k. ≪旬の風 580≫ イモムシと毛虫:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15255155.html ]、、④ トンボエダシャク(*D*):[ http://www.jpmoth.org/Geometridae/Ennominae/Cystidia_stratonice_stratonice.html ]、⑤ ヒロオビトンボエダシャク(*E*):昆虫エクスプローラ:ヒロオビトンボエダシャク:[ http://www.insects.jp/kon-gahiroobito.htm ]、[ http://www.jpmoth.org/Geometridae/Ennominae/Cystidia_truncangulata.html ]、⑥ 鑑別(*F*):トンボエダシャクとヒロオビトンボエダシャクの鑑別:廿日市市の自然観察(昆虫):トンボエダシャク と ヒロオビトンボエダシャク・・違いは:[ http://s2014no64.at.webry.info/201306/article_14.html ]





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                                    * 2018.06.12

≪瞬の風 772≫ 


                          コチドリ




 「青島行き」のフェリーの乗船時間には少し早すぎると思って、少し御厨港(今まで【星鹿港】(*A*)と思っていた)の沿岸を歩いてみることにした。

 埋め立てられた「御厨港(みくりやこう)」には膨大な野草が夏の気配を感じて伸びようとしていた。

 どこからか、『ピウ ピウ ピウ・・・』と鳴くような野鳥らしい声(*B*)があちこちから聞こえてくる。

 その方に足を進めると、スズメ(*C*)より少し大きめの鳥が宙に舞い、ツバメ(*D*)の尾羽のような二つ別れた白い尾羽の鳥が飛び立った。周辺の荒れ地の上空をを一周してまた下に降りてきた。今度は、土の上で、はっきりと望遠レンズがその姿をとらえた。

 本当にまん丸の眼を持ち、首筋から頭にかけて黒色と真っ白の小鳥がそこにいた。初めてめてみる鳥の種類である。

 最初は何か奇妙な状態に羽を広げていて、よく解からない格好に見えた。やがて、真横を向いてくれたので、連射した。目の周りに黄色い丸い輪郭の毛があるのか、本当にまん丸の眼の鳥だった。

 嘴(くちばし)は黒っぽい感じの短いものだが、その嘴のもとが何かピンク色っぽい。
 海岸にはまだほかの同じ鳴き声のものがいて、数羽が集団でそこにいるらしかった。


 あとで、よく調べてみるとすぐに判った。間違いなく「コチドリ」という野鳥である。黄色いアイリングが目立ち、これがこの「コチドリ」の特徴なのだ。漢字では「小千鳥」すなわち『小さい千鳥』の意味らしい。


 たしかに、チドリ目チドリ科の野鳥(夏鳥)だとある。日本最小のチドリ類で体長は16cmくらいだという。

 今の時期の「夏羽」は額やのど、頸から胸にかけての下面が白く、頸の白線の下には太めの黒線がある。頭頂と背からの上面は淡褐色であり、綺麗な野鳥だ。冬羽では黒色部分が淡色になりうという。
 主に、北海道全域の河原や草地、荒地などに渡来し繁殖するというから、この九州では珍しいのだろうか。営巣地に外敵が近づくと親は傷ついたふりをして雛への目をそらす「擬傷行動」をとるという。

 『お! 傷ついて飛べなくなった鳥がいる! しめしめ・・・餌だ!』と思わさせ、大事な雛のいるところから敵を遠ざけようという戦略なのだ。

 最初に見た何か奇妙な状態に羽を広げていたのは、その「擬傷行動」だったのだろうか? 羽がいかにもバラけて傷ついてもう飛べなくなってしまったような鳥のように見えたのだが・・・それは、「擬傷行動」だったのか?


 「コチドリ」は、ユーラシア大陸の中緯度地方以北の熱帯から亜寒帯地域の広範囲で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部やユーラシア大陸南部で越冬するという。日本では亜種コチドリが夏季に本州、四国、九州で繁殖するという「夏鳥」である。西日本以南の暖地では少数が越冬する「留鳥」だという。


 おっと待てよ・・・それが、コチドリの「擬傷行動」だったとしたら、僕のいた場所近くにはコチドリの巣があり、そこで雛が鳴いていたかも知れなかったのだ・・・・

 『ピウ ピウ ピウ・・・』といくつかの鳴き声が同時に聞こえたのだが、それは・・・もしかして!?

 奇妙な「コチドリ」の様子を不思議に思って近づいて行った僕も、当初は2羽の鳥の「交尾」(*E*)かと思ったのだが、その一羽の「擬傷行動」に引っかかったのだろう。それは,♂鳥だったのか♀鳥だったのか、今もわからない。


 もう一回、同じ状況のその場所に見てみたいのだが、・・・もう遅い。






*【参照HP】 ① 御厨港(今まで【星鹿港】(*A*)と思っていた): a. ≪旬の風 542≫ オキザヨリ:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14752485.html ]、b. ≪旬の風 543≫ アンドンクラゲ:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14757481.html ]、c. ≪旬の風 138≫ 青島の夏:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61221213.html ]、d. キダチ・アロエ[Ⅱ](*2824):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/3955957.html ]、e. ≪旬の風 688≫ エビクラゲ :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15832576.html ]、f. ヨシススキ[Ⅲ](*4738):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15987792.html ]ほか多数。 「御厨港」と【星鹿港】は同じところと聞いていたが厳密には「御厨港」が正しいようである。②『ピウ ピウ ピウ・・・』と鳴く(*B*):鳴き声 さえずり 地鳴き 「鳴き声」の種類サントリーの愛鳥活動:[ https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1523.html ]、③ スズメ(*C*:a. ≪旬の風 133≫ スズメ:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61114912.html ]、b. ハス[Ⅳ](*3278):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11282165.html ]、④ ツバメ(*D*):≪旬の風 474≫ ツバメ ★ ★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14430427.html ]、⑤「交尾」(*E*): a. ≪90000回アクセス記念 ①≫ 動物の写真館 [1] 昆虫の交尾 ★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60393156.html ]、b. 動物の交尾 [Ⅱ]★:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/5314161.html ]、c. ≪旬の風 501≫ クロイトトンボ :[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14608078.html ]、d. ≪旬の風 535≫ アメンボの交尾 :[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14725444.html ]、e. ≪旬の風 535≫ アメンボの交尾 :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14725444.html ]、f. ≪旬の風 656≫ ヤモリの交尾 :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15715425.html ]、g. ≪旬の風 645≫ カップルへびの情熱の戯れ? ★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15662885.html ]、h. ≪旬の風 552≫ ヒメナガメ(交尾):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15078387.html ]

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                                 * 2018.06.10


4868) ハゼラン Ⅷ  



 それは、ちょっとした何でもないような小さな発見なのだが、でも 少し うれしい。


 松浦市の「青島港」(*A*)のコンクリート海岸の片隅で見つけた植物のつぼみが何という野草のものか判らずにいた。
 思い切って、あの植物専門サイト(*B*)で教えてもらったのだが、それは、なんと! 僕がよく知っていたつもりのハゼラン(*C*)の「つぼみ(蕾)」だったのだ。それは、今年5月の中旬のことだった。

 その後、仕事で「青島」に行くたびにその「ハゼラン」(*)の様子を観察してきた。5月下旬にその同じハゼランの株を見たら、そのごく小さな蕾をつけた花柄は完全に壊死して黒くなっていた。一部の新たに出た花柄の枝には同じような小さな蕾がついているだけで、僕のよく知っているハゼランの広く展開した花や蕾はついていなかった。

 今回、また、6月のはじめ(8日)に、そこで見た同じハゼランを見たのだが、それは、僕のよく知っているヤブランの花の姿になっていた。
 安心したような気分になった。人からすると、多分、何でもないことなのであろうが、この僕にとっては、小さな発見! 少し うれしい感じ・・・。

 野草や樹木というのは、たびたび 見ていなければ、その外観が変化するので、何という植物か判らないことがよくあるということだろう。

 その一つの場面、成長過程の姿だけ見て、それが≪何の植物≫と判る人は、相当な植物に詳しい人だと思われるのである。
 そんな人は、きっと、今回の僕のように、ちょっとした何でもないような小さな発見をいくつもしてきた人に違いないわけで、植物に対する愛情とそれを見る喜びを重ねてきた人に違いないのだ。

 



*【参照HP】 ①「青島港」(*A*):a. ≪旬の風 124≫ 海の中の春林:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60888700.html ]、b. ≪旬の風 676≫ 赤潮 :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15797626.html ]、c. ≪旬の風 258≫ 青島の“おくんち”:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/10677050.html ]、d. ルリハコベ[Ⅵ]](*4012)★:[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14506271.html ]、e. ≪旬の風 138≫ 青島の夏:[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61221213.html ]、f. ツバキ [Ⅱ](*2815) [クマガイツバキか?]:[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/3732129.html ]、g. ハイビスカス[Ⅴ](*4708):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15927985.html ]、h. ≪旬の風 729≫ 冬の青島 :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16157488.html ]、i. ≪旬の風 730≫ ハリセンボンの大量死 :[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16160342.html ]、② あの植物専門サイト(*B*):草花をめでる方々のためのお尋ねBBS:[ http://www2.ezbbs.net/18/jswc_3242/ ]、③ ハゼラン(*C*): a. ハゼラン(*114):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/11574767.html ]、b. ハゼラン[Ⅱ](*2439):[ http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/60319202.html ]、c. ハゼラン[Ⅲ](*3827):[ http://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/13831091.html ]、d. ハゼラン[Ⅳ](*4057):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/14655264.html ]、e. ハゼラン[Ⅴ](*4373):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15837468.html ]、f. ハゼラン[Ⅵ](*4689):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/15886604.html ]、g. ハゼラン[Ⅶ](*4859):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16326855.html ]、④ その「ハゼラン」(*4859):ハゼラン[Ⅶ](*4859):[ https://blogs.yahoo.co.jp/rsytw766/16326855.html ]

 

 

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