* 2018.08.22
≪旬の風 802≫
ヨツボシトンボ
新しいトンボの種類(*A*)に出会うとひどく興奮を覚え、なにか僕の胸は高鳴る。
甲虫類、特に、小さなハムシ類(*B*)などは知らない種類ものがウジャウジャいて名前の判らないものばかりだ。そのために、ハムシ類は名前がわからないものばかりと諦めているているところがある。
だが、イトトンボ類(*)は別にして、体の比較的大きなトンボ類では明らかに違った特徴のものを見つけつと『おおッ!』ということになり、何という名前か知りたくなる。
6月下旬に行った北海道の釧路湿原「温根内」(*)で2回も見たものは、初めて見る「トンボ」だった。
かつて図鑑で見ていた「ベッコウトンボ」(*)に似ていると感じたが、茶色の鼈甲の部分が少なく違うものだとも思った。
意外にも、近くによっても ハグロトンボ(*)のようにはすぐ逃げないので、翅の微細な脈まで鮮明に見えるような良い写真が撮れた。
どうも・・「ヨツボシトンボ」というものらしい。
この「ヨツボシトンボ」というのは、生まれてこの方、長崎や佐賀、熊本などで僕は見たことがない。もちろん、よく探してきたわけではないのだが普通には見ないトンボのように思われる。
北海道・本州・四国・九州,および周辺の離島に分布するらしい。
「ヨツボシトンボ」の特徴としては、胸部・腹部には黄褐色の地に黒褐色の斑紋があり,特に翅の縁紋付近に【黒い点】があることである。これが翅紋のほかに4個があり星(ほし)としたものだ。体の大きさは39~52mmとされる。
紛らわしいような類似種はいないので、同定上の問題点はない。
ただ、時に,翅の黒褐色斑が広がった個体が発見されることがある.これには型名が与えられていて、「プラエヌビラ型」( forma praenubila )と呼ばれている。また、先に述べた「ベッコウトンボ」との交雑個体が報告されており,これは翅の模様が「ベッコウトンボ」に近いものだという。
先に生息域を日本全国としたのだが、主には寒冷地などの平地のヨシ(*)などの挺水植物が繁茂する池沼、湿原に生息しているようで、4月後半から出現し7月ころまで見られるという。
ただ、西南日本では産地が限られ「希」であるという記載もある。また、地域によっては、絶滅危惧Ⅱ類、準絶滅危惧種として選定しているところもあるようだ。
*【参照HP】 ① トンボの種類(*A*):、
② ハムシ類(*B*):、
③ イトトンボ類(*):、
④ 北海道の釧路湿原「温根内」(*):、
⑤ ベッコウトンボ(*):、
⑥ ハグロトンボ(*):、
⑦ ヨシ(*):、
≪旬の風 802≫
ヨツボシトンボ
新しいトンボの種類(*A*)に出会うとひどく興奮を覚え、なにか僕の胸は高鳴る。
甲虫類、特に、小さなハムシ類(*B*)などは知らない種類ものがウジャウジャいて名前の判らないものばかりだ。そのために、ハムシ類は名前がわからないものばかりと諦めているているところがある。
だが、イトトンボ類(*)は別にして、体の比較的大きなトンボ類では明らかに違った特徴のものを見つけつと『おおッ!』ということになり、何という名前か知りたくなる。
6月下旬に行った北海道の釧路湿原「温根内」(*)で2回も見たものは、初めて見る「トンボ」だった。
かつて図鑑で見ていた「ベッコウトンボ」(*)に似ていると感じたが、茶色の鼈甲の部分が少なく違うものだとも思った。
意外にも、近くによっても ハグロトンボ(*)のようにはすぐ逃げないので、翅の微細な脈まで鮮明に見えるような良い写真が撮れた。
どうも・・「ヨツボシトンボ」というものらしい。
この「ヨツボシトンボ」というのは、生まれてこの方、長崎や佐賀、熊本などで僕は見たことがない。もちろん、よく探してきたわけではないのだが普通には見ないトンボのように思われる。
北海道・本州・四国・九州,および周辺の離島に分布するらしい。
「ヨツボシトンボ」の特徴としては、胸部・腹部には黄褐色の地に黒褐色の斑紋があり,特に翅の縁紋付近に【黒い点】があることである。これが翅紋のほかに4個があり星(ほし)としたものだ。体の大きさは39~52mmとされる。
紛らわしいような類似種はいないので、同定上の問題点はない。
ただ、時に,翅の黒褐色斑が広がった個体が発見されることがある.これには型名が与えられていて、「プラエヌビラ型」( forma praenubila )と呼ばれている。また、先に述べた「ベッコウトンボ」との交雑個体が報告されており,これは翅の模様が「ベッコウトンボ」に近いものだという。
先に生息域を日本全国としたのだが、主には寒冷地などの平地のヨシ(*)などの挺水植物が繁茂する池沼、湿原に生息しているようで、4月後半から出現し7月ころまで見られるという。
ただ、西南日本では産地が限られ「希」であるという記載もある。また、地域によっては、絶滅危惧Ⅱ類、準絶滅危惧種として選定しているところもあるようだ。
*【参照HP】 ① トンボの種類(*A*):、
② ハムシ類(*B*):、
③ イトトンボ類(*):、
④ 北海道の釧路湿原「温根内」(*):、
⑤ ベッコウトンボ(*):、
⑥ ハグロトンボ(*):、
⑦ ヨシ(*):、